東芝がHD−DVD事業から撤退を表明しました。
これは様々な業界に波紋を呼ぶこと間違いでしょう。時代の流れはBD(ブルーレイディスク)なのでしょうか。
かつて家庭用ビデオが普及し始めた頃、VHSかベータか?で随分悩んだ記憶があります。もともと機械に弱いワタシでしたので、家電店に行って、店員さんに勧められるまま結局VHSを選んだのですが、一種の賭けでした。
ですが今は、「記憶容量に優れているものがいい」・・というのは、家電やパソコンの進歩で学んだ教訓のようなものなので、迷わずBDに流れていくのは避けられないのかもしれません。
BDは1枚で50GB(DVDの約10枚分)の優れもの。2時間のデジタルハイビジョン放送やパソコンデータをそのまま1枚に記憶してしまうからすごい容量です。
20年前ワタシが仕事でパソコンを使い始めた頃はドクター中松氏が発明した5インチのフロッピーディスクが主流でしたから「ギガ」なんていう単位は知りませんでした。100MB(0.1GB)の記憶容量を搭載したパソコンなんて、カタログに書いてあると「すごい!」と思っていた時代です。
OSもMS−DOSでした。(ちなみに 1GB=1000MBです。)
しかもパソコン価格は今の20倍くらいしていました。
そう考えたら、めまぐるしいスピードです。
記憶容量が大きくなればその周辺も変わります。家庭用ゲームソフトはもっと進化しインタラクティブな楽しみ方が増えるでしょう。
パソコン環境も変わりますからビジネスのペーパレス化は益々進むでしょう。
通信も文字情報より、映像や画像情報が多くなります。どんどんビジネスのスピードは上がっていきます。
ビジネスのスピードが上がることは、そのむかし数学で習った放物線上にある接線の傾きが急になっていくことに似ているようにも思えますから、どんどん加速度的になってこの先どうなっていくのだろうかと不安になったりもします。
文字・・とりわけ「書物」を読む人、読まない人、極端に分かれて、平均的国語力は低下していくかもしれません。
国語力の低下は基礎学力の低下ですから、色んなところに影響が出てきそうです。
益々二極化が進むかもしれません。
ブルーレイひとつで、そこまで杞憂になりすぎてもいけないのですが、ビジネス上の書類や取引、あるいはプレゼンテーションも電子化されて、相手と会わずしてビジネスが成り立つ(現にそうなっている)ケースが多くなり、教育も映像中心になったりして、そのため「会話」も少なくなり、無味乾燥的といいますか、何か違う方向に行きそうな気配がするのです。
技術の進歩によって、社会は豊かになっていくのはいいことなのですが、逆に、「ゆっくり」とか「まったり」とか、人と人との情緒的な部分がなくなっていくような気がしないでもありません。
ただポジティヴな見方をすれば、そういう時代だからこそ、より手作り的、職人的なものが希少価値を帯びてくる時代が到来するのかもしれません。
何事も適度が一番と、進歩の速さを否定しながらも、10年後にはそれらが当たり前の時代が来てそれを受け入れている自分がまたそこに居ることも避けられないのですが・・・
By Ryu![]()
