土曜日はこの住宅(高槻の家)の完成見学会をして、日曜日は建て主とウチの竣工検査をしました。
今年3月から設計をスタートし7月から工事着工。
周辺の住宅は平均35坪の土地に60%の建蔽率で建てています。完成したこの家も同じ条件下です。
以前住んでおられた中古住宅は、1階に居間があるものの日当たりが余りよくない上に、ちょっと窮屈な感じがしていましたので、今回新築の際には
「2階にリビングをもって行きましょう」
という私の提案をすんなり受け入れていただきました。
個室がすべて1階に来ますので、風通しや日当たりを考慮して中庭形式として、中庭を中心に寝室、ご主人の書斎、そして子供室を配置。
2階にLDKを配置しましたので、眩しいくらいの光を浴びることが出来ます。またLDKと和室をテラスに連続させています。たいへん広がりがあり、日曜のブランチなどはこのテラスで食事をすることを楽しみにされています。
完成見学会でも、ご近所の方から
「私のとこと同じ面積やのに、なんでこんなに広いの?」と言っておられました。
その秘訣を尋ねられたお客さんに説明させてもらいましたが、造り方一つで狭く見えたり広く見えたりしますから、空間って不思議です。
6/20に建築基準法が改正になってはじめて確認申請をした物件でした。要領がわからず手間取ったり、工期に多少なりとも影響を与えた部分はありますが、こうして完成しますと毎度のことですが、この仕事をやっていて良かったと思います。
建て主が完成前に現場を見学しながら、笑みが顔にはっきり出ていたのが、とても印象的です。
ゆっくりと時間をかけて愛着を育んでいただくことを願っています。
By Ryu
施主を幸せにされる馬場さんの設計は素晴らしいです。施主の意見はしっかり聞いてくれますし、でもやっぱり馬場さんワールドなんですよね。「高槻の家」のWORKSへのUPはまだなんですか?早くみたいです。
変な話というか変な感覚なんですが、家に興味があります。あれ?あぁ、今なんだか解りました。家が人をあらわすって事が。そうなんだ、3者がちゃんと造った家は人をあらわすんですね。
ごめんなさい、変なコメントになってしまって。でも何で自分が家を好きなんかが解りました。