今日は一路滋賀のマキノ町へ。大阪に住んでおられる方(大手メーカーにお勤め)の別荘を建てる計画の依頼があったのでその現地下見をしました。
湖西のマキノ町駅前で待ち合わせをしていましたが、少し時間もあり駅前通りがあまりにも綺麗だったので車を降りてパチリ。
マキノ駅前
ほどよく紅葉しはじめていて、本番に向けてのプロローグを感じさせてくれました。駅前というと、店舗や雑居ビルが建ち並びせせこましさを想像してしまいますが、ここに住んでおられる方はこれが当たり前の風景なんでしょうね。
その後、待ち合わせの時間となり、車2台で別荘の計画地へ・・・
途中、日本有数のメタセコイヤロードを通過。ここでも感動!。
まっすぐに延びる道。木漏れ日がフロントガラスに絵を描き、両サイドの樹木間からは、コマ送りさながらに栗園、リンゴ園が見え隠れします。
そのシークエンスに、滋賀県で生まれ育っておきながら「こんなところあったんだ!」と今更ながら感激した自分がいました。
(メタセコイヤは日本では300万年前から生えていて、生きた化石と呼ばれています)
メタセコイヤの感動を過ぎて、すこし山手に入っていざ計画地へ。写真下。
別荘計画は周りの樹木の高さやばらつきを考慮しつつ、以前からそこにひっそりと佇んでいたかのように環境に溶け込ませることが大事であると考えます。主張する別荘もあっていいとは思いますが、都会の喧騒を離れ癒しのための空間はやはり「自然環境との融合」でしょうか。
計画地
敷地の真ん中に立ち、360度のパノラマ写真を撮り、辺りを見渡して空気と敷地のオーラを体で感じ、その場所でイメージを膨らませおおまかな空間を創造します。・・・
(事務所に帰ってからでは遅いのです。イメージは新鮮さが命)
本計画地も、別荘の王道を行き、創作意欲にかきたてられる場所であることは間違いありません。
それにしても今日は、クライアントのおかげで、美しい日本の風景を郷里の滋賀で見られたことに感謝です。
By Ryu