昨年末から設計をはじめ、6月から工事をスタートさせた吹田の家が完成。
というわけで、昨日の日曜日は、建て主と設計事務所(ウチ)の竣工検査を行いました。北向きの家ですが、写真下のように、電気をつけなくてもとても明るい空間に仕上がりました。
検査風景
この現場は、以前このブログでも2回ほど紹介させてもらいました。
どこの現場でもそうですが、予算や工期などたくさんの難題と向き合いながら造っていきます。
この家もたくさんの難題を抱えてのスタートとなったわけです。
恵まれた立地条件のなかで、環境とどのように対峙していくのか、何が可能なのか、また何が必要なのか、・・・といった、家の「命」ともいうべきテーマの取り組みから始まった設計。
そして予算を死守するためにどう工夫するのか、工務店と何度も協議。工事が始まれば、建て主の方に何度も現場に来てもらい、そこでもまたワイワイと本音のぶつけ合い。
でも根底にあるのは、建て主をはじめ設計者や施工者そして多くの関係者が「やろう!」という一致団結した力が家づくりの基本ではないかと思っています。またそれだからこそ、完成したときの喜びはひとしおではないでしょうか。
家づくりを生(ナマ)で経験されたこのご夫婦には大変喜んでいただきました。
ちなみにご主人は、この家に住まわれたら、さっそく収納カート(たたみコーナーの下)を作ったり、大手電機メーカーにお勤めですので、最新式インターホンもご自身で取り付けをされます。
do it yourself・・・今から楽しみにされています。
末永く、この家に歴史を刻んで行っていただくことを願うしだいです。
By Ryu
家を買ったのではなく、家を建てた人がまた増えたことが嬉しいです。
僕もその一人、自分の最大プロジェクトに色々な人が関わってくれて家が完成したのはとても嬉しかったし、その後の自分の柱にもなりました。
何はともあれ、おめでとうございます。