2015年10月27日

既読を考える

今や日本のユーザーは人口の40%と言われているLINE

我が家では、

「何時に返ってくる?帰りに○○買ってきて!」から、家の中に居ながら

「ごはんできた!」・・・これ、子ども部屋まで呼びに行かなくていい。

留学している娘とも瞬時に連絡が取れるので、なくてはならないコミュニケーションツールの一つです。


ところがこのLINEにも、メリット、デメリット両方を持った機能があります。「既読」とよばれるメッセージを送った相手が読んだかどうかが分かる機能です。

「既読の功罪」が叫ばれて久しいですが、一部ではイジメといった社会問題にまで発展するケースもあると聞きます。

送った方は「既読」を確認することで、「あっ読んでくれた」と安心はするのですが、いつまでたっても返事が返ってこないと「無視された」「嫌われた」という気持ちになり、疎外感を抱くケースも往々にして有ります。

特に知り合って間もない間柄や恋人同士、中高生の友達関係など敏感な関係では余計にそう感じるかもしれません。

〜恋人同士ならわざと既読を遅らせ相手をやきもきさせて駆け引きに使ってる人もいるでしょう〜  

まあそういう楽しんで使っているのともかく・・・・

メッセージをもらった方はもらったほうで、「返事を返さなくちゃ」という無言のプレッシャーがかかりとてもしんどい思いをする人もいます。

そういう人のために「既読」を相手に知らせずメッセージを読む方法なんかもあります。

これを使うとメッセージを読んでも相手には未読のままなので

「ワタシ、忙しくて携帯を見てる時間がない」

を装うことが出来ます。しかしこの便利な機能、使えてもせいぜい23日間程度です。

電車に乗れば8割近くの人がスマホを触っている世の中で、しかもラインを使ってる人が2日も3日も携帯見てない・・なんていうのはちょっと考えられませんから、結局

「あっ!LINE開かずに読んで、未読のフリしてるな」

とすぐにバレてしまいます。

それにしても既読を知らせない機能・・・これって、封筒開けずに中身を見るような・・・なんか小ずるくてセコい機能な感じがしてしまいます。


既読がストレスの原因になる・・・・昔にはなかった、いかにも現代が抱える「病」の一つといえますが、でもこれは現代人だからこうなるのではなくて、もし昔の人がこのLINE機能を知って使ったとしたら、おそらく同じように「既読」で悩んだと思います。

既読が気になる・・・というのは、自分が発信したことに対して相手がどう思っているか・・・を気にしていることに他なりません。手段が昔と違うだけで、人が抱く感情は今も昔も同じといえます。


ただ既読でストレスを溜めない方法は、人にもよると思いますが、自分のキャパシティを超えて発信しないことは自分を守る方法の一つと言えます。重要度が増すにつれてその分相手からの返信の期待度も大きくなりますから、一か八かの勝負の好きな人は自分のキャパ超えても発信すればいいのですが、そういう勇気のない人は避けたほうが無難でしょう。

重要な事は会って伝えるか、直接電話をするかした方がいいのではないでしょうか。

なぜなら重要な内容というのは、相手に伝えるにもタイミングや相手の反応などもがカギになってくるからです。

既読がなくても気にしないような内容を発信するのも一つの手ですし、また無視する相手は放っておけばいいとワタシらは考えますが、多感で敏感な世代はそうもいかないのかもしれません・・・ 

会話や事務連絡はLINE、説明やちょっと込み入った内容はメール、それ以上は電話か会って話す。

いずれにしても自分の生活でのLINEを使うポジションを決めて使ったほうが良さそうです。


By RYU

posted by ばばちゃん at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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