休日を利用して、知らない大阪の町をぶらり散歩・・・・
今年に入り、いくつかまわって周っています。
職業柄、見学の対象が古い建物になりますが、今回は昭和町界隈を歩いてみました。
庚申街道(あびこ筋と平行に走っている)から少し西に入ると目につくのは長屋の多さ。様々な形の長屋が有ります。
バルコニーの付いたもの、前栽形式のもの、門がついてる立派なもの、平屋形式のもの、洋式の屋根を載せたもの、などなどバリエーションがなかなか豊富。
いかにも「新しもの好き大阪人」が好みそうなデザインです。
昭和の情緒がそのまま残っています
昭和版 テラスハウスでしょうか。しかも屋根は洋瓦が乗っています。出来た当時はとても斬新だったと思います。
外壁を全て白に塗り替えれば現代風? 凹凸が繰り返されるところは大量生産時代の象徴でしょうか
同じ型式の建物ですが、下の写真は改修したもの。いい加減な建売住宅より豊かに感じます
隣地と低い塀(頭一つ分出て、相手の顔が見える)で仕切られています。コミュニケーションを大切にしながら、自己の権利は守る、絶妙な塀の高さです。
長屋がちょっと粋なレストランが4軒に変身。とても人気のお店のようです。
ワタシは中学3年生ころまでずっと田舎の長屋に住んでいました。土壁1枚隔ててお隣がある。少し大きな声で話せば丸聞こえ。台所も狭く、家の中は年中薄暗い。トイレは母屋と離れていて傘をさしていく、・・・・とまあ、あまりいい思い出がない長屋です。
11月末にオープンナガヤ大阪2015が開催されるときいています。長屋にどんな価値と未来展望があるのか楽しみの一つではあります。
By Ryu