この全国学力テスト・・・・都道府県別に順位を付けますが、これは子どもがその結果を知り鼓舞奮闘するということよりも、どう改善すればテストで上位になれるか、ボトムアップが図られるかという次の課題に照準を合わせた教育者サイドの基礎資料のためのものなのです。
要するに順位が低いと先生の教え方や教育の指針が間違っている・・・改善の余地あり・・・ということになのでしょうか。
でもちょっと待って・・・・
確かに基礎学力を上げることは、将来的に有能な人材が増えることになり、それが結果的に国力増強につながりますが・・・。
しかし、テスト結果が悪いから教え方を改善する・・・・ちょっと短絡的すぎではと思ったりします。
教え方もそうですが、家庭の環境や子どもの人間性などもっともっと大きな要因が複雑に関わってくるように思います。
攻めるところが違うような・・・
少し前、大阪で民間から校長に公募抜擢されながら「自分のやりたいことと違っていたので辞める」と言って校長職をわずか3ヵ月辞した人がいました。
「自分の経験や強みが生かせる職場ではなかった」
「英語教育を推進したかったが、教育委員会の方針と違った」
何言ってんだ!・・・このおっさん
多分彼は学生の頃から成績良く優秀だったのではないかと思います。しかし、自分がどれだけ「自分のことしか考えてない発言」をしているのか・・・それすらわかっていないのです。
自分は悪くない・・・準備が出来ていない環境(他人)が悪い。
そもそも教育は結果が出るのに長い時間がかかる・・・・ということを理解できてないまま校長に応募したのでしょう。
根本から間違ってませんか。
学力テストの話に戻りますが、テスト結果で方針云々はそこに成果の即効性を求めているような気がしてなりません。
今までゆとり教育と言いながら結果に重点をおいた結果、こんな偏った校長先生が誕生したといっても過言ではないでしょう。
人として他人を思いやる人間教育をしっかりした上に「基礎学力」を載せてこそ本当の総合的学力が付くように思います。
最近は子どもより、親を教育し直した方がいいな・・・と感じる場面に遭遇することも多々ありますが、子どもの人間教育に必要なもの・・・・
皆さんはなんだと思われますでしょうか・・・・
また次の機会に個人的考えを書きたいと思います。
By Ryu