朝の9時から・・・さすがにガラガラでした。

さて、この安土城。
築城のおりは番匠(建築工匠、大工)による「指図あらそい」・・・つまり今でいう設計コンペだったんですね。
これは意外でした
平面図と立面図、そして断面図、さらには模型まで。
番匠が一人ずつ審査委員長「信長」と家臣の前でプレゼンテーションする。今とまったく同じです。
唯一現代と違うのは、審査員長「信長」が絶対の権力を持っているということ。もし要望にそむいたプランを出せば・・・・そう、プレゼンする方は命がけなのです
映画では主人公の岡部又右衛門(西田敏行)と他二人、計3人で競うのですが、役柄では又右衛門は土着的なにおい。あと二人は、いわゆる「名門で優秀」を絵に描いたイメージ。
指図あらそいの結果は、優等生2人を押え、又右衛門に軍配が上がります。
信長が望んでいた「4層の吹き抜け」を又右衛門は「できません」と言い切り、なぜできないかを命をかけて信長を説得するのですが、「やはりそう来たか」と思わせる部分ではあります。
ただ、そうした映画の設定には、現代人が求めているのは優等生の「無難な上質さ」よりも、「何かを突き破る力」なのだ・・・・
そういう現代人のフラストレーションを反映していて面白いです。
また信長も又衛門も、本物を求める志向性が同じなので、映画が気持ちのいい仕上がりになっていると感じました。
城造りは、棟梁(又右衛門)以下、番匠たちが持てる力を全て注ぎ込み完成へと至るのですが、「天下一の城には、天下一の桧」と、敵国武田の領内まで桧を求めていく姿など、物造りへの「ひたむきな心」、「謙虚な心」、「爆発的なエネルギー」は現代人も十分学ぶべきことだと思いました。
今も昔も競争・・・
でも本物を追求していこうとする気持ちは、競争を超えたところに存在するものなんですね。
By Ryu
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